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大皿料理の取り分けマナーとは?ビュッフェ・ホームパーティーで役立つ衛生対策を専門家が解説
好きな料理を自由に取り分けながら楽しめる大皿料理やビュッフェ形式の食事。
しかし、「取り箸は使うべき?」「逆さ箸はマナー違反?」「ビュッフェで気を付けることは?」など、大皿料理の取り分けマナーや衛生対策について迷う方も多いのではないでしょうか。
多くの人が安心して楽しむには、料理の取り分けマナーや衛生管理にも配慮が必要です。
そこで今回は、食空間プロデューサーの浜裕子さんに、大皿料理の取り分けマナーや衛生対策、ホテル・旅館・レストランでの振る舞い方について伺いました。
あわせて、自宅での取り分けに便利なアイテム「ゆびさきトング」もご紹介します。
ホテル・旅館・レストラン編|大皿料理の取り分けマナー6選
ホテルや旅館、レストランのビュッフェでは、多くの人が気持ちよく食事を楽しめるよう、取り分けに関するマナーや配慮が求められます。ここでは、食事の場で意識したい基本的なポイントをご紹介します。
マナー①:取り分け用の器具を使用する

ホテルや旅館、レストランで提供される大皿料理には、トングやサービスカトラリー、取り箸などの専用器具が添えられています。
これらの器具は、料理を取り分けやすくするだけでなく、マナーや衛生面にも配慮して用意されています。
特に近年は衛生意識の高まりから、取り箸やトングなどの専用器具を使用することが一般的になっています。
自分の箸で直接料理を取る「直箸」は、衛生面だけでなく周囲への配慮という観点からも避けたい行為です。多くの人が気持ちよく食事を楽しめるよう、必ず専用の取り分け器具を使いましょう。
マナー②:端から料理を取り分ける

大皿料理の美しい盛り付けには、シェフや料理を用意した人のもてなしの気持ちが込められています。
中央から大きく崩してしまうと見た目が損なわれるため、料理は端から少しずつ取り分けるのがおすすめです。
次に取る人への配慮にもなり、最後まで気持ちよく料理を楽しむことができます。
マナー③:料理の組み合わせや順番も楽しむ
好きなものを自由に食べられるのがビュッフェの醍醐味です。
しかしながら、最初から濃い味の料理やデザートばかり食べると、繊細な味が分かりにくくなったり、栄養バランスが偏ってしまうこともあります。
前菜、メイン、デザートのようにコース料理に近い流れで楽しむことで、それぞれの料理の特徴や魅力をより深く味わうことができるでしょう。
マナー④:取り分ける量にも配慮する
ビュッフェやホームパーティーでは、一度に大量の料理を取らないことも大切なマナーです。料理を独占してしまうと、後から来た人が十分に楽しめなくなることもあります。
まずは少量ずつ取り、全員が行き渡ったあとで追加するようにすると、周囲への配慮につながります。
マナー⑤:温かいものと冷たいものは別々のお皿に

冷たい前菜(コールドミール)と温かい料理(ホットミール)を同じ皿に盛ると、それぞれ本来の温度や風味が損なわれてしまいます。
料理をよりおいしく楽しむためにも、温かい料理と冷たい料理は別のお皿に盛り付けるのがおすすめです。
マナー⑥:料理は取りすぎず美しく盛り付ける
大皿料理を取り分ける際に意識してほしいのは、1回にたくさんの量を取りすぎないこと。
お皿いっぱいに料理を盛ると食べにくく、雑然とした印象になるからです。
取り分ける際は、お皿に余白を残しながら、3〜4品程度盛り付けると上品に見えます。
また、グラスに入った料理など高さのあるものは「奥」に配置すると、自身の取り皿の中でも美しい盛り付けを楽しむことができます。
家庭・ホームパーティー編|気を付けたい取り分けマナーと衛生対策
家庭での食事やホームパーティーでも、大皿料理を取り分ける機会は少なくありません。親しい間柄だからこそ見落としがちなマナーや衛生面への配慮があります。誰もが安心して食事を楽しむためのポイントを紹介します。
マナー①:取り箸やサービングスプーンを用意する

ホームパーティーや来客時には、料理ごとに取り箸や取り分け用スプーンを添えるのがおすすめです。
取り分けがスムーズになることはもちろん、衛生面に配慮することで、誰もが安心して食事を楽しめるでしょう。
マナー②:一度に大量の料理を取りすぎない
ホームパーティーなどでは、料理の総量に限りがあるため、ゲスト全体の人数を考えながら取り分けることが大切です。
最初は少なめの料理を盛り付け、おかわりをしたい場合は、ゲストが一巡したことを確認してから再度取りに行きましょう。
マナー③:アレルギーや苦手な食材への配慮も忘れずに
ホームパーティーでは、年齢や食事量、アレルギーの有無など、参加者によって事情が異なります。
取り分ける際は「食べられないものはありませんか?」と一声かけたり、無理に料理を勧めたりしないことも大切な心配りです。
相手の状況に配慮することで、誰もが気持ちよく食事を楽しめる場づくりにつながります。
大皿料理の取り分けでやってはいけないNGマナー3選
大皿料理の取り分けでは、マナーや衛生面への配慮が欠かせません。しかし、知らず知らずのうちに周囲を不快にさせたり、衛生上のリスクを高めたりしてしまうこともあります。ここでは、取り分けの際に避けたいNG行動を紹介します。
NGマナー①:直箸で料理を取り分ける

自分が使っている箸で直接大皿料理を取る「直箸」は、取り分けマナーとして避けたい行動です。衛生面への不安を感じる人もいるほか、「配慮が足りない」と受け取られることもあります。
家族だけの食事では許容される場合もありますが、来客時やホームパーティーでは取り箸やトングを用意し、日頃から使う習慣を身につけておくと安心です。
NGマナー②:逆さ箸で取る
自分の箸を逆さにして料理を取る「逆さ箸」は、一見すると衛生的なように思えます。
しかし実際には、手で持っていた部分が料理に触れてしまうため、衛生面への配慮としては十分とはいえません。
取り分けが必要な場面では、逆さ箸で代用するのではなく、取り箸や専用のトングを使用するのが望ましいでしょう。
NGマナー③:他の料理のトングを使いまわす
ビュッフェやホームパーティーで意外とやってしまいがちなのが、別の料理のトングや取り箸を使いまわすことです。
例えば、キュウリを取ったトングでそのままキャロットラペを取ると、味や見た目が混ざり、料理本来のおいしさを損ねてしまうことがあります。
また、食物アレルギーを持つ方にとっては、アレルゲン混入の原因になる可能性もあります。
衛生面と安全面の両方に配慮するためにも、「1つの料理に対して1つの取り分け器具」を徹底しましょう。
大皿料理の取り分けにぴったりな「ゆびさきトング」
大皿料理の取り分けでは、取り箸や専用トングを使うことがマナーと衛生対策の基本です。
そこで活躍するのが、オークス株式会社の「ゆびさきトング」です。

取り分けや盛り付けを衛生的かつスマートに行えるため、ホームパーティーや日常の食卓でも便利に活用できます。
指先感覚で使える、取り分けに便利なサイズ感
手のひらサイズのコンパクトなゆびさきトングは、まるで自分の指先のような感覚で使えるのが特長です。
生ハムやサラミ、チーズ、梅干し、漬物などの繊細な食材もつかみやすく、必要な分だけきれいに取り分けることができます。
また、燕三条の職人によるやわらかな曲げ加工により、軽い力でも開閉しやすい設計になっています。握力に不安のある方や小さなお子さんでも扱いやすく、日常的に使いやすい点も魅力です。
食卓でもキッチンでも活躍する衛生的なデザイン
ゆびさきトングは、食卓になじむシンプルでスタイリッシュなデザインも魅力です。

先端がテーブルに触れない形状になっているため、受け皿を用意しなくても衛生的に置くことができます。ホームパーティーや来客時の取り分け用としても活躍するでしょう。
さらに、食卓だけでなく調理シーンでも便利に使えます。
揚げたてのトンカツや焼き立てのステーキをカットするときに食材を押さえたり、肉や魚の下ごしらえをしたり、お弁当の盛り付けをしたりと、さまざまな用途に対応します。
「一般的なトングは大きくて使いにくい」「菜箸では細かい作業がしづらい」と感じている方にもおすすめのアイテムです。
大皿料理はマナーと衛生への配慮でさらに楽しくなる
大皿料理の魅力は、おいしさや楽しさをみんなで共有できることです。
一方で、ホテルや旅館のビュッフェ、レストランでの会食、ホームパーティーなど、人と料理をシェアする場では、取り分けマナーや衛生面への配慮も欠かせません。
取り箸やトングを活用し、周囲への気配りを心掛けることで、誰もが気持ちよく食事を楽しめる空間につながります。マナーは堅苦しいルールではなく、一緒に食事をする人への思いやりでもあります。
今回ご紹介した「ゆびさきトング」のようなアイテムも上手に活用しながら、大皿料理ならではのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール
浜 裕子 食空間プロデューサー・花生活空間 代表
英語、日本語講師を経て、フラワー・テーブルコーディネート・食空間に特化した演出、コンサルティングを手掛ける食空間プロデュース会社「花生活空間」代表。
自宅アトリエにてテーブルコーディネート教室を開催するほか、セミナー、講演、執筆、TV出演などのメディアでも活躍している。
料理から食器までテーブルコーディネートに関する著書は30冊以上。フランス、中国、台湾、韓国にて翻訳本が出版されている。
WEB:https://hanakukan.jp/
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